• 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 871
  • 公開日時 : 2018/03/26 00:00
  • 更新日時 : 2018/12/06 11:31
  • 印刷

トランス脂肪酸とは何ですか

回答

私達が毎日使用している油のもととなっているもので、脂肪酸と呼ばれているものがあります。脂肪酸は炭素と酸素と水素で構成され、トランス脂肪酸は一定の構造をもった不飽和脂肪酸の種類です。トランス脂肪酸は少なくとも1つの2重結合(不飽和)を含むトランス型の不飽和脂肪酸のこと。飽和脂肪酸はバターやラードのように室温で固形状態の油脂に多く含まれており、不飽和脂肪酸はサラダオイルのように室温で液状の油脂に多く含まれています。トランス脂肪酸は自然界においては牛など(反芻動物)に第一胃内でバクテリアにより脂肪や肉などに少量含まれている。牛由来の肉や乳製品脂質に含まれていることになる。トランス脂肪酸が自然界からでなく、加工によって生成する場合としては①高温の油で加熱する過程(脱脂工程など)で生産する。②植物油の加工工程において融点を調整するために水素を添加する過程で生成する。マーガリンやショートニング、チョコレート用の硬化油などの加工油脂を液体の不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に変化させて固形化(硬化)し、保存性を高め、風味を保つことを目的に行われます。

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます