食塩(塩化ナトリウム=NaCl)を摂取すると、体内でナトリウムと塩素とに分かれて吸収されます。ナトリウムの過剰摂取は、一般的には次のようにいわれています。まず、高血圧につながります。高血圧が進むと、心血管病、脳卒中、心筋梗塞などになるリスクが増加します。ただし、高血圧はナトリウムの過剰摂取だけで起こるものではなく肥満など様々な要因も大きく影響します。 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」(厚生労働省)において、日本人の食塩摂取の目標量は、「1日当たり、男性8.0g未満、女性7.0g未満(いずれも18歳以上)」とされています。実際の摂取量は、男性11.4g、女性9.4g「平成23年(2011年)国民健康・栄養調査」によりますと男性11.4g、女性9.4gとなっています。